BIKE本体以外にどの様なものが必要なのかを書きます。

 

ロードバイクはパーツごと購入して組み立てることも出来ますが、

初心者の場合は基本的に完成車を買う方が安心です。

 

パーツの良さや特徴などは、やはり乗り慣れてきてからでないと分かりませんし、組み立てる方が基本的に高価になります。

興味をもって始めたは良いけど、実際にどのくらい長く乗り続けるかは分からないと思いますしね、、、

 

なので初心者の方はやはり完成車がおススメです。

どの様な完成車を得べば良いかは「選び方」に書いてあります。

 

とはいうものの、

完成車を買ってもまだ必要なアイテムがあります。

また、どのような目的で乗るのかにもよってアイテムが多少変わりますので、自分のスタイルに合ったアイテムを購入してください。

 

 

必ず必要なアイテム

空気入れ

専用の空気入れが必要です。
ロードバイクはタイヤやチューブや気温などにより変わりますが、基本的に6~8気圧ほどになります。
一方で普通の自転車は3気圧ほど。

つまり、普通の空気入れではロードバイク用の空気圧まで空気を入れることが出来ませんし、

また、バルブといって空気入れの形状も異なります。

そのために、ロードバイク専用の空気入れが必要となります。

ペダル(普通のペダル OR ビンディングペダル)

完成車もペダルは付いていません。

ロードバイクのペダルの特徴としてペダルとシューズを固定するビンディングペダルがあります。
ビンディングペダルは自転車と脚を固定しているので、常に力を掛ける事が出来て、それがスピードを生み出します。

ビンディングを選ぶ場合は、
専用のペダルとシューズを購入する必要があります。

デメリットとしては、
シューズ裏のビンディング部分がプラスティックなために、アスファルトの上では滑りやすく、また削れてしまうこと。つまり自転車を降りたのちの行動がしにくい点があります。

乗り方としては、固定したまま止まると転ぶので、自転車を止める時には片足のビンディングを外して止まります。
また走りだす時にハメて走る訳です。

着脱は慣れてしまえば簡単ではありますが、慣れないうちは戸惑うこともあるかもしれません。
着脱方法をしっかりと習い、練習した上で、公道を走りましょう。

固定しない普通のペダルもあります。
数km走るだけなどの場合など、短距離を楽しんで乗るだけが目的なら固定しない普通のペダルでも良いかもしれません。

パンク修理セット

ロードバイクもパンクします。
上手い下手もありリスク回避することは出来ますが、プロの選手でもパンクはしますし、山道など傍に自転車屋がない場所を走ることも多くなると思いますので、自分でパンク修理は出来たほうが絶対に良いです。
練習が必要ですが誰でも出来るようになります。

タイヤチューブ

ロードバイクがパンクした場合に主に2種類の修理方法があります。

1つは普通の自転車がパンクした場合と同じ方法。
お父さんがやってくれたり、自転車屋さんに持っていくとやってくれる方法ですが、パンクしたチューブに空気を入れ水の中に入れて泡を見てパンクの場所を見つけたら、パッチを貼って修理する方法。

もう一つは、チューブごと交換してしてしまう方法です。

ロードバイクは簡単にタイヤを変えることが出来るため、また店などから離れた場所に行くことから、基本的にチューブごと
交換します。
また空気圧が大きいので、パッチを貼ると少し凸凹するのが嫌という人も居ます。

パッチセットの方が安上がりだとは思いますが、基本的には予備のチューブを持って走り、パンクしたらチューブごと交換します。

携帯型空気入れ

パンクして新しいチューブに交換、もしくは修理したら、空気を入れないといけません。

しかし、大きな空気入れでは持っては走れません。

そのため、携帯型の空気入れを持っていきます。

携帯型の空気入れには2種類あり、

1つは手動で空気を入れるもの。

もう一つはCO2ガスを自動で入れるものです。

タイヤレバー

タイヤレバーはパンク修理の際にタイヤをホイールから外したり、つける時に固定するものです。
固さや若干の形状の差はありますが、数百円で購入できます。

慣れたり、タイヤが柔らかいと、タイヤレバーなしで取り外したり取りつける方もいますが、
必ず必要だと思ってください。
これも数百円で購入できます。

アーレンキー、プラスドライバー

あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、
色々な大きさの六角レンチだと思ってください。

ロードバイクの部品の多くが六角レンチで固定されています。

振動や転んだ際に、サドルやハンドルなどの部品が緩んだり曲がったりする場合があります。
そのまま走っていると、当然危険です。

その時にいつでも直せるようにアーレンキーを持っておきましょう。

またプラスドライバーで固定されている部分もあるので、こちらも用意しておきましょう。

ヘルメット

ロードバイクに乗る際には必ずヘルメットをかぶりましょう。

ヘルメットを被ることで頭にダメージを受ける可能性を下げることが出来ます。
ロードバイクは高速で走り、また車の近くを走ることも多いのでヘルメットは必ず着用しましょう。

ヘルメットはJCF公認ヘルメットを選びます。

このマークがついているのがJCF公認ヘルメットになりますが、
自転車競技の安全と競技としての特質を考慮し,自転車競技連盟および加盟団体の主管する自転車競技大会に使用が認められたヘルメットのことなので、このマークのついているヘルメットが安全面においてもおススメです。

ちなみに、レースに出る時にはこの公認ヘルメットでないと参加できません

自転車保険

自転車保険には必ず入ってください。

これはもちろん自分の怪我の為でもありますが、過失の場合もあるからです。

ロードバイクは公道を高速で走りますが、実は直ぐに止まることが出来ません。
乗っている方は分かりますが、急ブレーキをかけてもタイヤの圧が高く接地面が少ないために滑ります。

そのために急な飛び出しなどに対応できずに過失事故を起こしてしまう可能性もあります。

ロードバイクは軽自動車扱いになりますので、事故を起こすと相応の障害賠償がかかる場合があります。

 

 

過去にはこのようなニュースもありました。

平成20年9月22日午後6時50分ごろ、神戸市北区の住宅街の坂道で、

当時11歳だった少年が帰宅途中、ライトを点灯しマウンテンバイクで坂を下っていたが、知人と散歩していた女性に気づかず、正面衝突。
女性は突き飛ばされる形で転倒し、頭を強打。一命は取り留めたものの意識は戻らず、4年以上が過ぎた今も寝たきりの状態が続いている。

裁判で女性側は、自転車の少年は高速で坂を下るなど交通ルールに反した危険な運転行為で、母親は日常的に監督義務を負っていたと主張し、計約1億590万円の損害賠償を求めた。

一方、母親側は少年が適切にハンドル操作し、母親もライトの点灯やヘルメットの着用を指導していたとして過失の相殺を主張していた。

しかし、判決で田中智子裁判官は、少年が時速20~30キロで走行し、少年の前方不注視が事故の原因と認定。
事故時はヘルメット未着用だったことなどを挙げ、「指導や注意が功を奏しておらず、監督義務を果たしていない」として、母親に計約9500万円の賠償を命じた。
(MSN産経ニュースwestより)

車の事故と同じで、自分が悪くなくても起こりうる可能性があること認識をしっかりと持つことが大切で、そのためにも自転車保険には必ず入りましょう。

保険には色々種類があります(詳しくはこちら)が、相場は年間2000円~20000円くらいです。

ライト

必要なライトは2種類あります。

1つは前を照らすフロントライト。
こちらは白でしっかりとした輝度があるライトを選びましょう。

もう一つは後ろを照らすテールライトです。
こちらは赤で点滅機能があるライトを選びましょう。

夜は勿論のことですが、
着てる服や自転車の色、トンネルなど昼間でも必要にある場合も多いです。
また後方は視づらいのでテールランプは昼間でもつける事をおすすめます。

サングラス

虫などが当たったりする場合を防ぐだけでなく、
紫外線から目を守るためにもサングラスが必要です。

色々な色があるので、
晴れの日のみだけでなく、曇りや雨の日でもかける事が出来ます。

また、度付きのサングラスもあるので、眼が悪い方は度付きのサングラスを使用しましょう。

グローブ

転んだらアスファルトに直接出がつくことになってしまいます。
また、汗でハンドルが滑ることを防止する意味もあります。

通常は手のひら部分にパットが入っており、ブレーキやギアチェンジがし易いように
指先が出ています。

冬は厚手で指先も覆ったグローブを着用することで寒さからも守ります。

ロードバイクの性能を楽しみたい方

サイコン

サイクルコンピューターです。

様々なメーカーがありますが、
速度、距離、ケイデンス(ペダルの回転数)、時間、を知ることが出来るのが一般的です。

高価なものになると、
気温、勾配、消費カロリー、地図、ナビゲーション、トルク出力なども分かるようになります。
レースに出たり、遠出をしたい方は持っていると便利です。

ウェアー

ロードバイク専用ウェアーは走る効率を考えた作りになってます。

空気抵抗を抑えるためにピチピチの服ですし、
腰部分にはポケットがあり、そこに携帯食やお金やパンク修理セットなどを入れて走ることが出来ます。
またパンツにはパットが付いていて、お尻が痛くなるのを防ぎます。

とはいうものの、
レースなどに出なくて気軽に乗りたい方はカジュアルな服もありますし、
私服でも乗ることが出来ます。

ボトルゲージ、ボトル

ロードバイクのシートチューブ、ダウンチューブと呼ばれるという足元の部分に、ボトルケースを付けることが出来ます。

サイズや種類によって1つか2つか違いますが、
ここにボトルを入れておくことで走りながらいつでも水分補給が出来ます。

電車やバスや飛行機に乗せて、遠くに自転車を持っていきたい方

輪行袋(海外用、国内用)

輪行袋を使用することで自転車を分解してバスや電車や飛行機に持ち込み、遠くまで運ぶことが出来ます。

薄い袋は
丸めてポケットやリュックに入れることができるメリットがありますが、
薄いビニール袋みたいなものなので、傷などから守る保護的な要素は低いので、ぶつけたりしないよう注意です。

厚い袋は
持ち運びが難しいですが、
保護的には多少強いので、飛行機などの輪行向きです。

しかしそれでも中には緩衝材で保護するなどしっかりとした防護が必要です。
丁寧につめると、飛行機預け物無料としてで運べるサイズの袋もあります。

更にもっと安心して飛行機などで運びたい場合は、専用の箱があります。
こちらはしっかりとした箱になりますが、大きくなるので持ち運びが大変なのと、飛行機預けに追加料金が発生します。

その他持っておくと便利なアイテム

メンテナンス用具

 

大がかりなメンテナンスなどは年に1回、専門のお店に出すと良いですが、
チェーン周りや車体を綺麗にするなどは乗ったら行う必要があります。

ゴミを取るブラシ
油を取るクリーナー
チェーンオイル

どれも自転車屋で購入できますが、
・ブラシは使い終えた歯ブラシ
・油を取るクリーナーとチェーンオイルはホームセンターで安く購入できます。

リュックやバック

自転車のサドルの下に付けるバックをつけたり、リュックを背負って走ることでそこに
荷物を持って走ることが出来ます。

コンビニやお店に入る時には必ず施錠しましょう。
ロードバイクは高価でありますし、慣れていれば簡単に分解できるので盗難が多発しています。
僅かな時間でも目を離したすきに盗難にあったケースもあります。

必要以上に警戒することもないかもしれませが、
友達と一緒に走っている時は交代でお店に入るなど、出来る限り自転車から目を離さない工夫をしておいたほうが良いです。
また、家の保管場所でも外から見える場所などには保管しないようにしましょう。