ロードバイクに乗ってどう楽しみたいのか。

これによって金額は大きく変わってきます。

大会に出て上位を目指したいとあれば、当然高額のバイクの方が性能が良い訳ですから有利ではありますが、

 

ここでは、

ロードバイクを1台目として購入し、それなりに性能を楽しみたい。ロングライドもしたいし、また慣れてきたら大会にも出てみたい。

という方が多いと思いますので、そこに絞って何が必要でどれくらいのお金が掛かるのかを書きます。

 

 

まず、

1台目の初心者のおススメとしては

・完成車であること

・アルミ素材のフレームを選ぶこと

・コンポーネント(ギア系)はシマノであれば105、カンパニョーロならVELOCE(ヴェローチェ)がセットされているバイクをえらぶこと

です。

フレームはカーボンに憧れる気持ちも分かります。

やはり軽いです。金銭的に余裕があるのなら始めからカーボンを選ぶのもありでしょう。

しかし慣れていないうちは転びますので、転んでフレームが折れることもありますし、電車や飛行機で運ぶ(輪行)際に、フレームが折れてしまうケースもあります。

 

実際に私も飛行機の輪行時にカーボンフレームが折られてしまいました。

折れてしまったら専門のところで修理も出来ますが高いですし、基本的に折れたらアウトです。

 

初心者は走行にも輪行にも慣れていない訳ですから、高価なカーボンを購入して直ぐにフレームが折れたら悲しいですよね。

 

そんな理由から、1台目はアルミフレームがおススメです。

アルミは安いですし、強度もありますし、それなりに軽いです。

しばらく乗り続けてこれからも続けていけそうなら、2代目として、もしくはカーボンフレームのみを買ってフレーム交換すれば良いと思います。

 

他にクロモリといって、スチールフレームもあります。

こちらはもっと固いですし、フレームが細いですし、金属独特の光沢があるので、好んで乗る方もいます。

もちろんこれでも大丈夫ですが、少し重いので、ロングライトをしたり、レースにも出てみたいなどにはあまり向いていません。

乗り心地は良いので近場を走ったり、出勤に使ったりは良いと思いますが、ロードバイクの性能を大きく楽しみたいのなら、やはりアルミかカーボンフレームです。

 

カーボン、アルミ、クロモリの特徴をまとめると

丈夫さ(強→弱) クロモリ>アルミ>カーボン

衝撃吸収性(強→弱) カーボン>クロモリ>アルミ

重量(軽→重) カーボン>アルミ>クロモリ

価格(高→安) カーボン>クロモリ>アルミ

 

 

コンポーネントとは簡単にいうと、ギア系統やブレーキ系統の総称です。

 

ロードバイクは多段ギアを使い分けることで、様々な勾配などにも対応して走ることが出来ますし、ブレーキを使って減速します。

この性能によっても走りの質に差が出てくる訳です。

 

コンポーネントは現在は主に2つの会社の製品が使われています。

シマノとカンパーニョーロです。

 

シマノでしたら105、カンパニョーロならVELOCE(ヴェローチェ)がコンポーネントに使われていれば、

大会には出れるレベルのコンポーネントですので、まずこのレベルのコンポーネントを使っていれば色々なシチュレーションに対応できます。

 

 

大会に出る気がないのなら、

その下のクラスになるTIAGRA(ティアグラ)、SORA(ソラ)、MIRAGE(ミラージュ)、XENON(ゼノン)でも十分だと思います。

 

★ シマノコンポーネントランク(高→低) ★

DURA-ACE(デュラエース)>ULTEGRA(アルテグラ)>105>TIAGRA(ティアグラ)>SORA(ソラ)

 

★ カンパニョーロコンポーネントランク(高→低) ★

RECORD(レコード)>CHORUS(コーラス)>CENTAUR(ケンタウル)>MIRAGE(ミラージュ)>XENON(ゼノン)

 

なお、

シマノとカンパニョーロのどちらを選ぶかですが、

結論から言ったら好みで選んでいいと思いますが、個人的には初心者はシマノをおススメします。

 

簡単に書くとシマノは良くも悪くも日本製であるということです。性能、品質重視でありますし、シマノを使っている方が多く、店でもシマノを扱っているお店も多いので、部品交換や修理を考えても安心です。

カンパニョーロはデザイン重視の部分もあるので恰好いいですが、扱っているお店もシマノほど多くないです。

 

性能自体に大差はないので、どちらを選んでも大丈夫ですが、価格やパーツの入手しやすさで言うならシマノ、デザインで考えるならカンパニョーロでしょうか。

 

だいたい、これらが揃った完成バイクで13万~20万円ほどで売られていると思います。

 

 

◆ その他必要なアイテム ◆

・ライト前後

・ビンディングペダル

・ビンディングシューズ

・ビンディング

・ボトルホルダー

・ボトル

・パンク修理セット(チューブ、携帯型空気入れ、タイヤレバー)

・メンテセット(アーレンキー、ブラシ、チェーンオイル、チェーンクリーナー)

・グローブ

・ヘルメット

・サングラス

・空気入れ

・自転車保険

 

◆ あったら便利なもの ◆

・バイクウェアー

・ウインドブレーカー

・バイクポーチ

・輪行袋

・鍵

 

ここまで揃えておけば、

遠出にしても、レースに出るにしても大丈夫です。

ですので、

ロードバイクを1台目として購入し、それなりに性能を楽しみたい。ロングライドもしたいし、また慣れてきたら大会にも出てみたい。という方は、

とりあえず総額として20万円~25万円くらいをみておけば大丈夫でしょう。

 

もちろん大会などは考えず、通勤や近場で楽しみたい方はもっと安く揃えることができます。

10万円~15万円くらいで揃えることが出来るでしょう。

 

目安として参考にしてください。